もともとseesaaブログで始めた「怖い本」ですが、独自ドメイン「http://scarybookplus.com/」に移行しました。最近、スマホの広告がウザいとの共同制作者の移行でこのサイトの更新はストップしていますので、ぜひ本サイトへ遊びに来てください。こちらで更新していた内容も本サイトで更新予定です。

2017年04月29日

【告知&お知らせ&宣伝】今日は昼過ぎの更新を予定

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・独自サーバーへの移行を検討中

・当社組織の紹介と宣伝

・本更新は昼過ぎです


【告知】
大変お世話になっている「Seesaa」ブログさんですが、モバイルで見た時にどうしても意図しない広告が入ってしまうため、独自ドメインへの移行に取り掛かっています。アドレスの変更と多少デザインが変わりますが、中身はそのままで続ける予定です。時間はどれくらいかかるか分かりませんが、お知らせまで。

【お知らせ】
もう一つのお知らせは、当「北川商店」では、役職の策定を行いました。

・きうら(私)=代表者(社長)/仕事内容:管理運営全般・ライター
・成城比丘太郎=専務/仕事内容:ライター
・Pineray=常務/仕事内容:システム系管理、プログラム


 社訓「人生、倒れるときは前のめりで」
 社風「明るくて働きやすいアットホームな雰囲気です」
 今年度実績:-56,789円

5万以上と何百時間を投資して未だ儲け「ゼロ」で投資のみという立派な傾城企業でございますので「ジョーク」と考えて頂ければ幸いです。ただ、「本のブログジャンル」17000以上中、最大65位まで伸びたことは社員一同、誇りと考えています。これもひとえに読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

【告知】
その「うちの常務」が、スマホのゲームアプリを開発しました。
これは純然たる宣伝なのですが、どっちに転んでも金子とは無縁の話でございまして、正直な気持ちは「俺の友達がアプリ作ったんだ。すごいだろ。ちょっと見てやって」程度のものです。

「Droppy Cave」(無料:広告が入ります)
 iTunes:https://t.co/ObHplRyAn2
 GooglePlay:https://t.co/aYZvkO463F

さすがデザイナーだけあってキャラはカワイイ。(トップの写真です)
いちゲーマーとしてみれば、「東海道五十三次」に勝るとも劣らない難しさで、初期ファミコンのシビアさが顕現するシンプルかつ「殺しに来る」ゲームです。ちなみにいまだ6点しか取れていません。

   ×   ×   ×

先日の予告通り、9時から映画を観て、更新予定です。あえて言わせていただければ「乞うご期待」。では、お昼過ぎに。
(きうら)


posted by 北川商店 at 07:26| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

海豹島(久生十蘭/ゴマブックスor青空文庫) 〜あらすじメイン・一部ネタバレあり



・絶海の孤島での、ミステリ的挿話。

・読みやすい文章。

・かなしげなラスト。

おススメ度:★★★★★


舞台は、「樺太の東海岸、オホーツク海にうかぶ絶海の孤島」である「海豹島」。時は大正元年三月、「樺太庁農林部水産課」の技師である語り手の「私」は、「膃肭獣(おっとせい―以下オットセイと表記)」の「猟獲諸設備」の完成を見届けるために、かの島に赴いた。「瘴気のような不気味な霧」が立ちこめる、雪と氷だけの荒涼とした島に降り立った「私」は、とあるアクシデントにあい、その調査のために島に残ることになる。さらに悪天候のため長逗留を余儀なくされ、島に住まう男と一頭の獣との間にまつわる、ある真相に巻き込まれることになる…。

冒頭からなされる、島に棲息するオットセイたちの、血で血を洗うような闘争の描写がすさまじい。NHKの動物特集番組のひとコマを切り取った感がある。この島に、「私」は「悲哀と不安と絶望にみちた」感覚をおぼえ、「死滅した月の表面のような冷涼たる趣き」を見る。到着時からの、島への不穏な印象は、この後「私」を待ち受ける出来事の先触れを示している。

「私」を待ち受けていたのは、島唯一の建物である「人夫小屋」の側にある、火事で焼けおちた「獣皮塩蔵所」の残骸と、五人の「屍体」のオブジェ。火事から一人生き残った、おそろしい面貌を持つ「狭山良吉」、彼が狂気的に溺愛する牝のオットセイ。「私」は小屋で、異様な雰囲気の「狭山」と、オットセイと、数日間も氷雪と嵐に閉ざされた孤島で過ごさなければならなくなる。ミステリの道具立ては揃った感じだ。

「私」は島での滞在を通じて、妄想めいた疑惑や幻覚におそわれる。この辺りはなかなかホラーっぽい。その後、いろんな物証を発見したりして、「私」の疑惑は確信へと変わっていく。最後に、真相が目の前にさらされる時の文章は、何ともなまめかしく美しい。

「私」が島にとどまらざるを得なくなったために、かなしい破局へとつながってしまった。当初は殺人事件だとは思ってないだろう。とはいえ、娘の情報は全くなかったのか。彼女の家族とかは、何ヵ月もどうしていたのか。少し疑問は残る。

少し古くさい表現もありますが、非常に読みやすく、文体も端正で、真似したくなります。久生十蘭の力量はほんと凄いです。
(成城比丘太郎)





三省堂書店オンデマンドインプレス青空文庫POD[NextPublishing]海豹島(大活字版)




posted by 北川商店 at 07:00| ★★★★★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

【予告】男の約束X映画版 無限の住人



・約束は果たす。これが証拠だ!

・見えてる地雷を踏み抜く覚悟。

・面白いにしろ、面白くないにしろどちらかに振りきってほしい。

今週の月曜日に予約投稿を誤って(?)連投したので、本日は一回休みますが、その代わりに一つ予告を書きたいと思います。

そう、先月、さんざん馬鹿にした映画版の「無限の住人」を29日に鑑賞予定です。

「ここまで批判したからには必ず見に行く」と、書いたので前売りチケットを買ってきました写真が、その証拠です。

写真 2017-04-26 6 33 57 - コピー.jpg

予約特典でオリジナルクリアファイルをもらったのですが、これだけで良しとしましょう。何度でも書きますが、主演のキムタクには特に不満はありません。心配なのは監督。この監督はサブカル系原作と絶対相性が悪い。それと尺の短さ。あの原作を誰がやっても映画の枠には収めることは不可能。

どちらにしても初日の初回(田舎なのでスーパーの上のシネコン)で見るつもりなので、なるべく早めに感想をアップロードします。

面白いのか、面白くないのか? 未来はまだわからないが、競馬的にはフルゲートで、16〜18人気の馬の馬券を握りしめている気分です。

最後に、ジャニーズは写真版権に厳しいと聞きますが、写真では小さいですし、ちゃんと利益には貢献しましたので、お目こぼし頂けると幸いです。

さあ、決戦は土曜日!
(きうら)
ラベル:きうら
posted by 北川商店 at 07:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする