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2018年03月08日

TVはどうした!?

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最近ではないが、テレビ番組というものを見なくなって久しい。インターネットがない時代は、それこそ朝から晩までテレビばかり見ていたが、全く観る気が起こらない。理由は単純だ。たまにテレビをつけると

・飯を食っている
・その辺をブラブラしている
・出演者同士で内輪の会話を楽しんでいる

ことがほとんどだからだ。これをわざわざ見る必要がどこにある。たまにテーマを絞ったバラエティやドキュメンタリーもあるが、大勢がこうなので、わざわざ砂金を拾うためにドブ浚いをしようとは思わない。ネットで興味のある映像を探す方がマシなはずだ。

なぜこうなったのか。それは視聴者側の過剰な「上品さ」を求める姿勢にもあると思っている。昭和礼讃者ではないが、あの時代はいい方も悪い方も、ぶっちぎりに振り切っていて、ポルノから差別用語まで、何でもござれであった。

確かにあの時代の反省に立って、よりよく改善した結果なのだろう。あからさまな差別は減ったし、テレビによる印象操作もやりにくくなっただろう。ただ、一緒に活力も奪われてしまっていて、今の番組はほとんど吸い殻のようなものばかりだ。

どこそこの食い物がうまかった、誰それの発言が気に障った、どこのどいつが不倫した、あそこの温泉が素晴らしいとか、それが重要な情報か? ニュースですらそういう取り上げ方をするし、速報性ではネットの後追いをしている場合も多見する。

情報の重複も酷く、同じ番組で同じ話題を何度も取り上げるのは止めて欲しい。金メダルはいいが、それは本番一回きりの放送でいいし、振り返るなら、後でまとめてやってくれ。同じ局で時間帯を変えて同じ放送を何度もするのは、省力化というやつなのか。どうせ録画されるのだから、一回で十分だ。

結果的に、一部のニュースと純粋なスポーツの中継、興味のあるドキュメンタリー以外は観なくなってしまった。これでもコント番組やクイズ番組をかじりつくように見ていたのだがなぁ。

動画は好きだ。動画には可能性がある。速報性も高い。メディアとしてのポテンシャルは高い。ただ、製作者たちがそれを持て余しているように見える。いっそ、創作的な放送は一日6時間くらいの番組放送にして、それ以外は日本の各地の風景でも「日本の町」という題で延々と流していてはどうか。視聴者が勝手に発見してくれ的な。そうすればもっと余裕が生まれ、斬新な番組を考える時間も出てくるだろう。

ただ、空白を埋めるだけの映像なら、テレビを消して、窓の外でも眺めていればいいのだ。変わり映えしないのは同じ。

(きうら)








ラベル:きうら エッセー
posted by 北川商店 at 07:44| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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