もともとseesaaブログで始めた「怖い本」ですが、独自ドメイン「http://scarybookplus.com/」に移行しました。最近、スマホの広告がウザいとの共同制作者の移行でこのサイトの更新はストップしていますので、ぜひ本サイトへ遊びに来てください。こちらで更新していた内容も本サイトで更新予定です。

2017年12月19日

Applewatchを巡る体験



私は仕事の関係もあって、ガジェットと言われる電子機器が大好きである。中でも、好きなジャンルが二つある。一つはすでに記事を書いている「電子書籍リーダー」であり、これは読書専門機器で、ガジェットの中でもマイナーだ。もう一つが、今回記事にした「スマートウォッチ」である。なぜ好きなのかは、理論的には説明できないが、私の中にある「未来を感じる」機器は、この2点なのだ。

結論から言うと、AppleWatch(series3)を買って、2日使って今日返品した。上代約5万円の買い物なので、慎重に吟味したつもりだったのだが、想定外の盲点があったからだ。

それはバッテリーの問題だった。誤解のないように断って言うが、AppleWatchのバッテリーではない。本体であるiPhone7の方のバッテリーである。半日使って1年使ったiPhone7のバッテリーが20%にまで低下したことにショックを受けた。

これまで、ガーミンのアクティビティトラッカーを2本、ぺブルのPebbleTime、フォッシルのスマートウォッチを買って使っていたが、ここまでバッテリーが低下したことはない。LTEと接続していたからだろうか? とにかく減りが早かったのは確かだ。

仕事で使うので、これは困る。Appleの返品ポリシーを見ると、2週間以内なら無料で返品可能とのことなので、申し訳ないが返品の判断をした。

約2日使った感じを正直に書くと、スマートウォッチとしては可もなく不可もなくという出来だった。LINEの通知はちゃんと来るし、siriを使った返信も良好。ヘルス機能も面白かった。ただ、LINEアプリ自体が撤退したり、Googleのマップが使えなかったり、思った以上に拡張性に制限がある感じだった。それは分かっていたのだが、バッテリーの件は想定外だった。私のiPhoneがへたってきている可能性はあるので、AppleWatch自体が悪い製品だとは決して思わないのだが、じゃあ5万円を払うかというと、私にはぺブルの方が魅力的だ。

要するに制限のあるちっちゃいiPhoneを腕に付けるということに、「私は」魅力を感じられなかった。ただ、返品の電話の対応やサービスはさすがAppleという感じだった。今回はたまたまマッチしなかったが、もし、AppleWatchが進化したら買いたいと思わせてくれる会社だとは思う。

ここ2週間、暇があるとスマートウォッチの情報を仕入れていた。ノキアからバッテリーの持ちがいい製品Steel HRがでるので、それも考えたが、スマートウォッチでLINEの通知が読めないのは辛い。ガーミンのアクティビティトラッカーは持っているし、Fitbitの製品も似たり寄ったり。その二つのメーカーのスマートウォッチもチェックしたが、まあ一長一短で決め手に欠ける。とにかく、この二社はスポーツ用のスマートウォッチを目指しているので、通知重視の私とは合わない。ただ、ガーミンはデザインは武骨だが、通知は良くできている(今使っているのはvívosmart HR J。画面が若干見にくいが電池の持ちも通知も良好)。

残るはSonyの旧製品や新製品のwenaというのもあるが、高い割に通知は軽視されていて、その点が欲しい私には不満が残る。SamsonのGalaxy Gearは基本Androidユーザー向けであるし、フォッシルはデザインはいいが通知の使い心地がイマイチだった。中華系の安いスマートウォッチを試してみてもいいが、今回の経験で一通り経験したので、それの下位互換機種を買う価値はないと見た。

つまり、LINEを始め、SNSの通知と返信をスムーズに手元で行えるデバイスが欲しいのである。それだけなのだが、世の中の方向は健康志向でヘルス機能重視(心拍測定など)の方向性に向かっていて、一向にその方面の製品が出てこない。

上記のぺブルが私の理想に一番近い製品だったのだが、OSが不安定で頻繁にフリーズするという致命的な弱点があったうえ、会社が潰れてFitbitに買収されてしまった。これは本気でショックを受けている。電子ペーパー+スマートウォッチという組み合わせはこれしかないからだ。これの利点は常時時計が表示されること。時間が観られるのは時計としての当たり前のことだが、これができないのが大半のスマートウォッチの弱点なのだ。ソニーからも電子ペーパーを使ったスマートウォッチ「FES Watch」というものがあるが、これは見た目重視で通知がないのだ……。

と、いう訳で、理想のスマートウォッチを探す旅はまだまだ続きそうだ。Appleには申し訳なかったが、スマートウォッチの最先端を短時間でも体験させてもらえたことには感謝したい。

電池が一週間持って、単独で通話でき、あらゆるSNSにスムーズに変身できる。ウォッチフェイスは無限に選べて、耐水性脳は50m防水……いつか限界を打ち破ったスマートウォッチが登場するのを待っている。

蛇足になるが、スマートスピーカーは多分まだ時期尚早だ。家じゅうの家電がBluetoothでつながっているならともかく、現状では画面のない簡易スマホに過ぎない。これは思った以上に流行らないだろう。私も食指が動かないなぁ。あと5年もすれば、電灯からエアコン、冷蔵庫や風呂がスマートスピーカーで操作できるだろうが、それまでは普及は無理かもしれない。

とりあえず、年末までにもう一つくらいスマートウォッチを試してみたい。

(きうら)








ラベル:きうら 電子機器
posted by 北川商店 at 00:00| エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

今年(2017年)のまとめ(えせエッセー)〜本とサッカーと競馬と

esse-.jpg
本サイト」2017年下半期の「怖い本大賞」として『まっぷたつの子爵』が選ばれました。もし読んでくれた方がいたらどうもです。これは、とくにホラーというわけではないですし、怖い所が前面に出たものでもないのですが、選評にあるようにまあまあ含蓄のある寓話で、読みやすいものです。それ以外では、全体的に私が紹介した本は「怖い」という範疇からはずれたものも多かったのですが、おそらく来年以降もそうなるかと思います。まあ、おもろい本に出会えたらいいなと思います。

最近はあまりサッカーを気合入れてみなくなってきたけど、今年のJリーグは再び「1シーズン制」に戻り、最後は川崎の逆転優勝(初タイトル)と楽しくみれた。浦和もアジアチャンピオン(二度目)になったり、セレッソがJ1復帰してタイトルとって、なかなかおもしろいシーズンだった。セレッソは復帰してすぐに上位争いしたように、J2のレベルもあがったのだろうか(柏は以前復帰してすぐに優勝したが)。ということは、グランパスは元J1ということで、期待できるのだろうか?

ところで、ワールドカップについてはスルーするつもりだったけど、『デイリースポーツ(12/3付)』の、元日本代表福西の記事を読んで、これは見逃せないと思った。福西はまず、「率直に言って、厳しいグループではない。1次リーグ突破へ、可能性のある組に入ったと言っていい。」これはとてもワールドカップに出た人の分析とは思えない。まず、ワールドカップは(基本的に)厳しいのではないのか。日韓大会〔の日本と韓国に〕は明らかなホームアドバンテージがあったから、その結果はノーカウント。ドイツやブラジル大会は調整的な難しさがあった。唯一実力のみでトーナメントに進んだ南アフリカ大会の初戦(カメルーン戦)なんか、あの大会中一番クソみたいな試合だったから勝てただけで、今回はそれ以上に厳しいんだが。福西は記事の最後を「ベスト8にいくためにも、コロンビアとセネガルに勝ち……(中略)……2連勝して、余裕をもってポーランド戦に臨みたい。」と結んでるが、これはいったいどういう意味なんだろう。楽観的な記事内容を編集部にでも頼まれたんやろか。それにしてもこれは、楽観的を通り越してもはや何も語ってない(考えてない)に等しい。国際Aマッチレベルでの、両国との対戦をみるかぎり、連勝するのはムリとしか思えないんやけど。まずはコロンビア戦。コロンビアは今大会ベスト4以上を狙ってるだろうから、初戦にピークはもってこないやろう。だから初戦をガンガンいくならどうなるかわからないが、それでも南米のチームだから手を抜きはしないやろうなぁ。セネガルには2001年のテストマッチでは手も足も出なかったおぼえがあるから、どちらに勝つのもまあ難しいなあ。それにしても常々福西の毒にも薬にもならない実況解説はどうでもいいと思っていたけど、この記事はちょっとひどい。この時期にプロの解説がするような予想ではない(期待を込めてもう少しがんばってほしい)。

サッカーの記事が長くなってしまったので、あとは競馬のまとめを少し。本年度の年度代表馬は間違いなくキタサンブラックでしょう(有馬で負けても)。その原因(?)は明らかに現4歳世代の(中距離路線での)ライバル不在でしょう。サトノダイヤモンドだけが去年の有馬でキタサンを負かしたが(去年有馬のキタサンはおそらく競走馬としてピークだっただろうから、そこからサトノの強さは測れる)、その他は総じて小粒だった。マカヒキなんかはマイルいったらいいのにと凱旋門のあとに思ったが(エアスピネルみたいに)。今年の有馬でキタサンは、3着をはずことはないだろうが、逆転候補としてはスワーヴリチャードが一番手か。個人的には(馬券的には)人気になるだろうから買いたくないが。それでも今年後半の、3歳馬における古馬混合レースでの成績をみる限り、GI未勝利でもやれるだろうからなぁ(ハーツクライがディープを完封した時みたいになるやろか)。いろいろ不安点(右回り、中山、厳しい流れになった場合)はあるが、この馬は春に無理をしてないので体力的に十分おつりはありそう。キセキのような残念な結果にはならないと思う(当たり前)。そして今年こそヤマカツエースがより上位に来ることを信じたい。

(成城比丘太郎)


rel="noopener">



ラベル:成城比丘太郎
posted by 北川商店 at 18:00| エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

怖い本まとめ2017(下)の裏話

daiou.jpg

半期に一度、「怖い本」のベスト・ワーストを選んでいるのですが、今回も本サイトで公表しています。同じ内容を書いても何なので、本サイトで触れなかった作品をいくつか、取り上げてみたいと思います。本編は以下のリンクを参照ください。

怖い本体賞2017(下)

本サイトで触れていない作品で、印象に残ったのは、

伊藤潤二自選傑作集

続巷説百物語(後編)

鍵-自選短編集

がまず。伊藤潤二は、私も読んだことがありますが、不条理ホラーと言おうが、とにかく発想が常人の明後日の方向で一読の価値はあり、と思います。似たホラー漫画は無数にありますが、高い画力とオリジナルティのある展開で、楳図かずおに匹敵するホラー漫画家ではないかと思います。

続巷説百物語は、ガチンコの京極夏彦の作品の一つで、私的には著者の最高傑作の一つではないかと思っています。特に後編はその残酷さと言い、仕掛けの複雑さといい、グロさや邪悪さにおいて、比肩する作品がないほどの凄まじさです。その辺のエログロだけが売りのペーパーバック作品とは比べ物にならないクオリティの高さ。続編でなければ大賞でもよかったと思っています。

3つ目の鍵は、筒井康隆入門に最適の一冊。ユーモアのある作品から、真正ホラーまで、多彩なジャンルの短編でその神髄を味わえるでしょう。正直、筒井康隆がメディアに登場したいたころは、毛嫌いしていたのですが、これを読んで見方が変わりました。中々凄まじい短編が待っているので、機会があれば一読を。

その他、クトゥルー作品も多く紹介しました。詳しくは本サイトを読んでいただきたいのですが、今やスマホゲームやアニメにまで幅広く展開されているクトゥルーの原点を探ってみるのも面白いと思います。

その他、「新版 指輪物語<1>」も紹介しました。全ての現代ファンタジーの原点にして、非常に精緻で美しいファンタジー世界。映画もいいですが、原作はさらに奥の深い世界を味わえます。最初はとても入り込みにくい世界ですが、一度はまると、何度でも読み返せる魅力があります。

私が一番好きなシーンは、主人公のフロドとサムがオークたちに捕まったとき、追跡を決意したアラゴルン、ギムリ、レゴラスの三人が集まったところで「人間、エルフ、ドワーフの3人が本気を出したときの力を見せてやるぞ」という旨のセリフを吐くシーン。それまで、色々ないざこざがあった旅の仲間が、自分たちの仲間の危機に純粋に親愛の気持ちと勇気を発揮する様は、静かな場面ですが、言葉にできない深い感動を覚えます。その後、三人は決死の追跡を開始するのですが、熱さが溢れる名シーンです。

その他、本国ではキングと並び称されるクーンツの「ファントム」も、一読の価値がある快作でした。若い姉妹が郷里に帰ると住人が全員怪死しているという衝撃の展開から、ジェットコースターのように展開するアクションホラーです。今日も本屋でクーンツの本を見かけましたが、やはりキングよりは圧倒的に少ないようです。

その他、個人的な好みで言えば、中島敦の作品はどれもクオリティが高く、「李陵」や「山月記」以外にも、ハズレのない作品揃いなので、是非一読を。こんな確かな文章が書けたら、さぞや爽快だろうなと思います。

2017年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の「忘れられた巨人」も印象深い読書でした。意外といっては失礼ですが、本当に正統派ファンタジーで、実に骨太な作品です。改めてファンタジーの可能性を感じました。賞はともかく、読書好きなら、一読の価値はあると思います。

一方、残念な出来の作品も結構ありましたが、それでも「本」として出版されている以上、一定の「審判」を経ているわけで、好き嫌いは趣味の問題かもしれません。それでも、許せない作品もありましたが、まあ、それはいいでしょう。

どっちにしても本当に怖いのは「現実」以外ありえない、というのが、陳腐ではありますが2017年の実感です。まあ、色々あった一年でした。皆さんはどんな一年でしたでしょうか?

怖い話は本の中でだけ楽しむ、そんな、毎日がいいですね。では、良き年末、良きお年を。

(きうら)






ラベル:きうら まとめ
posted by 北川商店 at 18:00| エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。